【足の甲がしびれる】原因は総腓骨神経?坐骨神経痛との違いとセルフケア
2026年08月10日
「最近、足の甲がピリピリする」
「足の甲から外側にかけて感覚がおかしい」
「坐骨神経痛だと思って腰やお尻をほぐしているけど、なかなか変わらない」
こんな症状はありませんか?
足の甲のしびれというと、腰や坐骨神経を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、足の甲のしびれにはいくつかの原因があり、**総腓骨神経(そうひこつしんけい)**が関係しているケースもあります。
今回は、足の甲がしびれる原因と、私自身の経験も交えながら、自宅でできる簡単なセルフケアをご紹介します。
足の甲がしびれる原因とは?
足の甲のしびれは、原因が一つとは限りません。
代表的なものとして、
- 総腓骨神経やその枝への圧迫・障害
- 腰椎椎間板ヘルニアなど腰からくる神経症状
- 外傷や足首の捻挫
- 長時間の圧迫
- その他の神経・血管・代謝性の問題
などが考えられます。
そのため、
「足の甲がしびれる=必ず坐骨神経痛」
ではありません。
どこから神経に負担がかかっているのかを考えることが大切です。
総腓骨神経の障害で足の甲がしびれることがある
総腓骨神経は、坐骨神経から分かれ、膝の外側にある腓骨頭付近を通る神経です。
このあたりは神経が比較的表面に近いため、圧迫などの影響を受けることがあります。
総腓骨神経やその先の神経に問題が起こると、
足の甲や外側にしびれ・感覚異常が出ることがあります。

特に、
「腰よりも膝の外側やすね周辺に違和感がある」
「足の甲までピリピリする」
という場合には、腰だけではなく下肢側も確認する必要があります。
総腓骨神経に負担がかかる原因
総腓骨神経周辺に負担がかかる要因には、外傷や圧迫などさまざまなものがあります。
例えば、
膝外側への打撲、骨折などの外傷、長時間の圧迫、脚を組む姿勢、足首周辺の外傷などです。
だから足の甲がしびれているからといって、腰だけをマッサージすればいいとは限りません。
私自身も腓骨神経の障害を経験しています
実は私自身も、たまに足にしびれを感じることがあります。
私の場合は、約30年前に交通事故に遭い、その際に腓骨神経不全麻痺を経験しています。
膝の手術も受けているため、現在感じるしびれについては、当時の外傷や術後の影響も可能性の一つとして考えています。
だからこそ私は、
「しびれている場所だけを見る」
のではなく、
その人が過去にどんな怪我をしたのか、どこに負担がかかっているのかまで見ることが大切
だと考えています。
椎間板ヘルニアでも足の甲にしびれが出る?
足の甲のしびれは、脚側だけが原因とは限りません。
例えば腰椎椎間板ヘルニアなどによって神経根が刺激されても、脚から足の甲にかけてしびれが出る場合があります。
つまり同じ
「足の甲がしびれる」
という症状でも、
腰側から神経に負担がかかっているケースと、膝や下腿側の末梢神経に負担がかかっているケースがあるわけです。
ここが非常に重要です。
足の甲のしびれに試したい簡単セルフケア
原因によって対応は異なりますが、強い症状がなく、動かして悪化しない場合には、足周辺をやさしく動かすセルフケアも一つの方法です。
ポイントは、
神経を強く押したり、無理に伸ばしたりしないこと。
今回は4つご紹介します。
① 足の甲をやさしくマッサージ
まずは足の甲です。
指の付け根から足首方向へ、強く押し込まず、やさしく触れていきます。
痛い場所を無理にグリグリ押す必要はありません。
② すね周辺をやさしく刺激する
次に、すね周辺です。
筋肉を強く揉むのではなく、軽く触れたり揺らしたりしてみてください。
「強く刺激した方が効く」と考えず、気持ちよく感じる程度で十分です。
③ 三陰交を刺激する
東洋医学の視点では、足首からすねの内側にある**三陰交(さんいんこう)**も使います。
三陰交は、内くるぶしの一番高いところから指4本程度上、すねの骨の内側付近にあるツボです。
10〜20秒程度、痛気持ちいいくらいの強さで刺激します。
※三陰交は東洋医学的なセルフケアとして紹介するもので、総腓骨神経障害そのものを治療するという意味ではありません。

④ 足首と足指を動かす
最後は運動です。
足首をゆっくり上下させたり、無理のない範囲で回したりします。
さらに、
足指をグー・パー
と10〜20回程度動かしてみましょう。
終わったら一度立って、
「足の感覚はどうか?」
「歩いた感じはどうか?」
を確認してみてください。
足の甲のしびれで病院を受診した方がいいケース
セルフケアだけで様子を見ない方がいいケースもあります。
特に、
急に足首や足指を上げにくくなった、足に力が入らない、歩くとつまずく、しびれや麻痺が急激に強くなった、強い腰痛とともに排尿・排便の異常がある
といった場合は、早めに医療機関へ相談してください。
しびれは「とりあえず揉んでおけば大丈夫」と判断しないことも大切です。
足の甲のしびれについてよくある質問(Q&A)
Q1. 足の甲がしびれる原因は何ですか?
足の甲のしびれにはさまざまな原因があります。代表的なものとして、膝の外側を通る総腓骨神経やその枝への圧迫・障害、腰椎椎間板ヘルニアなどによる神経根への刺激、外傷などが考えられます。
「足の甲がしびれる=坐骨神経痛」とは限らないため、しびれる範囲や筋力低下の有無なども含めて原因を確認することが大切です。
Q2. 坐骨神経痛でも足の甲はしびれますか?
はい。腰から出る神経が刺激されることで、お尻や太ももだけでなく、すねから足の甲にかけてしびれや違和感が出る場合があります。
ただし、足の甲のしびれは末梢神経の問題でも起こるため、腰だけを原因と決めつけないことが重要です。
Q3. 総腓骨神経が圧迫されると、どこがしびれますか?
総腓骨神経やそこから分かれる神経に障害が起こると、すねの外側から足の甲周辺にしびれや感覚異常が現れることがあります。
また、障害の程度によっては足首や足指を上げにくくなることもあります。そのような症状がある場合は、セルフケアだけで判断せず医療機関へ相談してください。
Q4. 足の甲がしびれるときはマッサージしても大丈夫ですか?
軽く触れたり、無理のない範囲で足首や足指を動かしたりする程度であれば、一つのセルフケアになります。
ただし、しびれている場所や神経を強く押したり、痛みを我慢して揉んだりすることはおすすめしません。
刺激によってしびれが強くなる場合は中止してください。
Q5. 足の甲のしびれにおすすめのツボはありますか?
今回の記事では、東洋医学的な「巡り」を整えるセルフケアとして**三陰交(さんいんこう)**をご紹介しています。
三陰交は内くるぶしから指4本程度上、すねの骨の内側付近にあります。
ただし、ツボ刺激は総腓骨神経障害や椎間板ヘルニアそのものを治療するものではありません。あくまで日常のセルフケアとして取り入れてください。
Q6. 足の甲のしびれは自然に治りますか?
原因によって異なります。
一時的な圧迫などによる軽いしびれであれば改善することもありますが、神経障害や腰の疾患などが関係している場合もあります。
しびれが長期間続いている、徐々に悪化している場合は、原因を確認することをおすすめします。
Q7. 足の甲のしびれで病院に行った方がいい症状は?
特に注意したいのは、
- 足首や足指を上げにくい
- 足に力が入りにくい
- 歩いていてつまずくようになった
- しびれや麻痺が急激に強くなった
- 強い腰痛と排尿・排便の異常がある
といった症状です。
このような場合はセルフケアを優先せず、早めに医療機関へ相談してください。
まとめ|足の甲のしびれは腰だけを見ない
足の甲がしびれる原因には、腰からくる神経症状だけでなく、膝外側を通る総腓骨神経や、その先の末梢神経が関係している場合があります。
大切なのは、
「足の甲がしびれる=腰が悪い」
と決めつけないことです。
腰、膝外側、すね、足首、足の甲。
体はすべてつながっています。
強く揉んだり伸ばしたりする前に、まずは足首や足指をやさしく動かし、自分の体がどう反応するのか確認してみてください。
あんじ整体研究所では、腰痛・坐骨神経痛・足のしびれなどについて、
「痛い場所だけが原因とは限らない」
という視点から、体のつながりや巡りを考えたセルフケアを紹介しています。
YouTubeでも実際の動きを見ながらできるセルフケアを配信していますので、ブログと合わせて参考にしてください。
こちらのブログも参考になさって下さい









