【更年期】上半身は暑いのに足先だけ冷たいのはなぜ?体の「温度差」から考える原因とセルフケア
2026年10月5日
更年期世代の女性から、こんなお話を聞くことがあります。
「顔は暑いのに、足だけ冷たいんです」
顔や首まわりは暑い。
ときには汗までかいている。
ところが足を触ってみると冷たい。
夜、布団に入っても足だけなかなか温まらない。
靴下を履かないと寝にくい。
お風呂に入った直後は温かいけれど、しばらくするとまた足先が冷えてくる。
「更年期だから仕方ない」
「もともと冷え性だから」
「年齢のせいかな」
と思っている方もいるでしょう。
でも今回、僕が見てほしいのは、
暑いか、冷たいかではありません。
なぜ同じ体なのに、上半身と下半身でこんなに温度感が違うのか?
ここです。
足先を温める方法だけではなく、この「上と下の違い」から、自分の体の現在地を確認してみましょう。
まずは上半身と足先の「違い」を確認する
セルフケアをする前に、現在の状態を確認します。
まず足先を触ってみてください。
足の甲。
足の指。
足首。
どのくらい冷たく感じるでしょうか?
左右で違いはありますか?
次に首や胸元を手で触ってみます。
足先と比べてどうでしょうか?
もちろん、手で触った感覚だけで正確な体温を測ることはできません。
ここで確認したいのは、
「自分では上と下をどう感じているのか」
です。
次に足首を上下に動かします。
つま先を上げる。
下げる。
左右で動かしやすさに違いはありませんか?
立てる方は、その場で軽く足踏みもしてみましょう。
右と左で床を踏んだ感覚に違いがあるか。
これも覚えておいてください。
セルフケアの最後に、もう一度確認します。
足が冷たいから「温める」だけになっていませんか?
足先が冷たいと、
厚手の靴下を履く。
カイロを使う。
お風呂に入る。
足を温める。
こうした対策をすると思います。
それで気持ちよくなったり楽になったりするのであれば、温めること自体が悪いわけではありません。
ただ、今回考えてほしいのは、
「なぜ温めても、また足先だけ冷たくなるのだろう?」
ということです。
しかも全身が寒いわけではありません。
顔は暑い。
上半身も暑い。
汗をかくこともある。
それなのに足先は冷たい。
そう考えると、単純に「体全体が冷えている」だけでは説明しきれないこともあります。
だからこそ、足先だけではなく体全体を見てみます。
更年期に「暑い」と「冷たい」が同時に起こるのはなぜ?
更年期には女性ホルモンの変化に伴って、ほてりや発汗などの症状が現れることがあります。
代表的なのがホットフラッシュです。
突然顔が熱くなる。
首から上に汗をかく。
上半身がカーッと暑くなる。
こうした変化を経験する方もいます。
一方、「上半身が暑くて足先が冷たい」という状態を、すべて更年期だけで説明できるわけではありません。
体温調節だけでなく、活動量や生活環境、筋肉の働きなど、さまざまな要素が関係する可能性があります。
だから僕は、
「更年期だから仕方ないですね」
だけで終わらせたくありません。
年齢や更年期という言葉だけで終わらせてしまうと、今の自分の体を観察する機会までなくなってしまうからです。
「2階は暑いのに1階は寒い家」で考える
分かりやすく、家に例えてみましょう。
2階へ行くと暑い。
だから、
「この家、暑いな」
と思います。
ところが1階へ下りると寒い。
これでは、
「家全体が暑い」
とも、
「家全体が寒い」
とも言い切れませんよね。
場所によって違う。
だったら、単純に家全体をもっと温めるだけではなく、
「なぜ2階と1階でこんなに違うのだろう?」
と考えると思います。
体も同じように見てみます。
顔が暑いからといって、体全体が暑いとは限らない。
足が冷たいからといって、体全体が冷えているとも限らない。
僕が見てほしいのは、この**「差」**です。
上と下の差。
右と左の差。
朝と夜の差。
動く前と動いた後の差。
こうした違いは、自分の体の現在地を知る手がかりになります。
あんじ整体院で考える「巡り」とは?
ここで、めぐり研究所で大切にしている「巡り」という考え方が出てきます。
巡りというと、
「血流のことですか?」
と思われるかもしれません。
もちろん血流も関係する要素の一つです。
ただ、僕が「巡り」という言葉を使うときは、もう少し広く考えています。
呼吸。
関節の動き。
筋肉の働き。
体温調節。
体に取り込んだものを使うこと。
そして体の上と下が連動しているか。
こうした体全体の状態を考える入口として「巡り」という言葉を使っています。
だから、
足先が冷たい→足先だけ温める
だけではありません。
足首を動かしたらどうなる?
呼吸をしたらどうなる?
体全体を動かしたら足先の感じ方は変わる?
そんなふうにセルフケア前後の反応を見ていきます。
「生命のコップ」で考える50代からの体の余力
あんじ整体院では、
体の余力をイメージするために「生命のコップ」という例えを使っています。

これは医学的な検査や指標ではなく、体の回復する余力を分かりやすく考えるための僕なりの例えです。
若い頃は少しくらい無理をしても、寝れば翌日に戻っていた。
多少疲れても休めば回復できた。
ところが年齢だけではなく、
睡眠不足。
ストレス。
運動不足。
食生活。
日々の疲労。
こうしたものが重なってくると、以前は気にならなかった小さな変化を感じることがあります。
そこで考えたいのが、
入れる・巡らせる・減らしすぎない
ということです。
休息や食事などで補う。
呼吸や適度な運動で体を動かす。
そして無理や睡眠不足などで消耗しすぎない。
「足先の冷えをどうにかする」だけではなく、
今の自分にはどれくらい余力があるのだろう?
というところまで見てみてください。
東洋医学では「上熱下寒」という見方がある
東洋医学には、
上熱下寒(じょうねつげかん)
という表現があります。
文字どおり、
上は熱く、下は寒い
という見方です。
顔や上半身はほてる。
熱く感じる。
汗をかく。
一方、下半身や足先は冷たく感じる。
東洋医学では、このような上下の違いを体全体のバランスとして考えることがあります。
ただし、
「足先が冷たい=上熱下寒」
と診断するものではありません。
西洋医学の病名でもありません。
あくまで、
「東洋医学では上下の違いをこういう視点から見ることがある」
という考え方です。
※東洋医学の「腎」「三焦」「経絡」なども、西洋医学の臓器・神経・血管などと同じものを意味するわけではありません。
セルフケア① ゆっくり呼吸する
まず楽に座ります。

背筋を無理に伸ばす必要はありません。
鼻からゆっくり息を吸います。
そして口から、
「ふーっ」
と長く吐きます。
吸うことよりも、吐く時間を少し長めにしてみましょう。
これを3〜5回程度。
肩に力を入れず、胸を無理に広げず、気持ちよく呼吸してください。
セルフケア② 足首を上下に動かす
次は足首です。

椅子に座ったまま行います。
かかとを床につけて、つま先を上げる。
下ろす。
これを10回程度。
次はつま先を床につけ、かかとを上げる。
下ろす。
こちらも10回程度行います。
大きく動かそうと頑張る必要はありません。
気持ちよく足首とふくらはぎが動けば十分です。
終わったら、一度足先を触ってみましょう。
最初と同じでしょうか?
少し違いますか?
変わらなくても問題ありません。
ここでは、自分の体の反応を確認します。
セルフケア③ 腕の外側を軽く刺激する
次は上半身です。
腕の外側を反対側の手で軽くトントンします。

手首側から肘、そして肩方向へ。
強く叩く必要はありません。
気持ちいい程度で行い、反対側も同じようにします。
東洋医学では、腕の外側には三焦経(さんしょうけい)という経絡があります。
三焦は、東洋医学で体の上・中・下の働きを考える際に用いられる独自の概念です。
今回取り入れている目的は、
「三焦経を刺激すれば冷えが治る」
ということではありません。
上半身だけ、下半身だけに限定せず、刺激した後に体がどう変化するのかを確認するためです。
セルフケア④ 解谿(かいけい)
一つ目のツボは解谿(かいけい)です。

東洋医学では胃経に属するツボです。
足首の前側、足首を曲げたときにできる前側のくぼみ付近を目安に探します。
痛くない程度に5秒ほどゆっくり押します。
離す。
また5秒。
これを3回程度、左右行います。
足先だけではなく、その少し上にある足首周辺へ刺激を入れた後、足の感覚がどう変化するのかを確認してみましょう。
セルフケア⑤ 交信(こうしん)
二つ目は交信(こうしん)です。

東洋医学では腎経に属するツボです。
内くるぶしの一番高いところから、指2本分ほど上を一つの目安に探します。
強く押す必要はありません。
5秒押して離す。
これを3回程度、左右行います。
東洋医学でいう「腎」は、西洋医学の腎臓そのものを意味するわけではありません。
生命活動や水分などに関係する働きを含めて考える、東洋医学独自の概念です。
今回も、
「腎が悪いから足が冷たい」
と判断するためではありません。
刺激した後、自分の体がどう反応するのかを確認します。
最後に脚を軽くブラブラする
椅子に座ったまま、片脚ずつ軽くブラブラと揺らします。
力を抜きます。
頑張って大きく動かす必要はありません。
反対側も同じように行いましょう。
セルフケア後に「温度差」をもう一度確認
最後に、最初と同じチェックをします。
足の甲。
足の指。
足首。
触った感覚はどうでしょうか?
最初と同じ。
少し温かく感じる。
左右差が変わった。
いろいろな反応があると思います。
次に足首を上下に動かします。
立てる方は軽く足踏みもしてみましょう。
ここで大切なのは、
温かくなった=成功
冷たいまま=失敗
ではないことです。
変わったことも情報。
変わらなかったことも情報です。
足首を動かしたら変わった。
右だけ違った。
動いた後は温かく感じる。
何も変わらなかった。
こうした一つひとつの違いが、自分の体を知る材料になります。
「更年期だから」「冷え性だから」で終わらせない
足先が冷たい。
だから、
「私は冷え性だから」
で終わらせる。
顔がほてる。
だから、
「更年期だから仕方ない」
で終わらせる。
その前に一度、
「なぜ?」
を入れてみてください。
なぜ上は暑いのに下は冷たいのか?
なぜ右と左で違うのか?
なぜ朝と夜で違うのか?
なぜ歩いた後は変わるのか?
この「違い」に気づくことが、自分の体を知る入口になります。
50代から大切にしたい「小さな変化」
50代、60代になると、さまざまな体の変化を感じることがあります。
ほてる。
冷える。
むくむ。
疲れが取れにくい。
眠りが浅い。
以前より体が重い。
年齢による変化もあります。
だからといって、すべてを年齢だけで終わらせる必要はありません。
まだ普通に歩ける。
仕事ができる。
旅行へ行ける。
好きなことができる。
その段階から、自分の体の小さな変化を見る。
その積み重ねが、10年後、20年後にもつながっていくと僕は考えています。
医療機関へ相談してほしい場合
足先の冷えにはさまざまな背景があります。
特に、
片脚だけ急に冷たくなった。
皮膚の色が明らかに変わった。
強い痛みやしびれがある。
歩くと脚に強い痛みが出る。
傷が治りにくい。
症状が長く続いたり、悪化したりしている。
このような場合は「冷え性」「更年期」「巡りの問題」と自己判断せず、医療機関へ相談してください。
また、強いほてりや発汗など更年期症状によって日常生活に支障が出ている場合も、婦人科などで相談する選択肢があります。
セルフケアと必要な診察・検査は、どちらか一方を選ぶものではありません。
まとめ|「冷たい場所」より「上と下の違い」を見る
今回お伝えしたかったのは、
足先を温めればいい
ということだけではありません。
上半身は暑い。
でも足先は冷たい。
だったら、
なぜ同じ体なのに、上と下で違うのだろう?
と一度考えてみてください。
東洋医学では、こうした上下の偏りを「上熱下寒」という視点から見ることがあります。
ただし、名前を覚えることが目的ではありません。
一番大切なのは、
自分の体が今どうなっているのか、自分で感じられること。
やる前に確認する。
セルフケアをする。
もう一度確認する。
変わったことも情報。
変わらなかったことも情報です。
「更年期だから仕方ない」
「冷え性だから仕方ない」
だけで終わらせず、自分の体を知るところから始めてみてください。
今日だけ温めるのではなく、10年後、20年後も自分の足で動ける体へ。
そのための小さな点検を、日常生活の中に取り入れていきましょう。



自律神経の乱れで悩んでお医者さんに行っても、
自律神経の乱れがでる場合、共通する点があります。
「自律神経」は、現代人が健やかに暮らす上でとても重要なものですが、病院にいっても対策がない、鍼灸を受けても翌日にはまた元に戻るといった事で悩んでいる人が多いようです。
自律神経を整えるためにウォーキングや軽めの体操を進めるお医者さんもいますがこれはすごくいい事です。気分転換にもなりますから私もおススメです。ウォーキングや軽めの体操で体に軽く刺激を与えているのですが、そこにヒントが隠されています。それが血流です。
私は、生活習慣、ストレスを改善するためにはあなたの人生を変えないと変わらないと思っています。でもそんな事出来ないじゃないですか?(笑)
先日、目眩が酷くて悩んでいる方が来てくださいました。年齢は私よりも若い40代の女性です。
体の準備ができていないってこと!!


自律神経の不調の代表ともいわれる、耳鳴りの症状がありますがその耳鳴りを改善する方法をお伝えしていきます。
この耳の横3つのツボ押しをしてください。耳なりが軽減しますが、この効果を最大限に引き出されます。






