【坐骨神経痛】朝起きると痛い原因とは?痛みを改善するセルフケア
2026年07月13日

朝起きる時に腰やお尻が痛い。ベッドから起き上がる時がつらい。最初の一歩でズキッとくる。でも少し歩き出すと楽になる。
こういう坐骨神経痛のパターンは本当に多いです。
このタイプは、朝痛いからといって、必ずしも悪化しているわけではありません。むしろ、寝ている間に神経や筋肉の周りの動きが鈍くなって、巡りが落ちていることで起きていることがよくあります。
今回は、朝起きた時の腰痛やお尻の痛み、足のしびれにつながる坐骨神経痛に対して、神経の通り道と巡りを整えるセルフケアをまとめます。ツボの刺激が3つ、神経をやさしく動かす運動が2つ、合計5つです。
目次
- 朝腰痛いのは悪化していない〇〇なだけ
- セルフケア実践・セルフケア前チェック
- セルフケア①(ツボの刺激:志室)
- セルフケア①(ツボの刺激:復溜)
- セルフケア①(ツボの刺激:承扶)
- セルフケア②(膝倒し)
- セルフケア③(足首ワイパー)
- セルフケアアフターチェック
- まとめ
- よくある質問
朝腰痛いのは悪化していない〇〇なだけ
結論からいうと、朝の痛みは巡りが落ちて、神経や筋肉の滑走性が低下しているだけということがあります。
寝ている間は、当然ですが体をあまり動かしません。そうすると、神経や筋肉の周りの動きが鈍くなって、スムーズに滑る感じが落ちやすくなります。
イメージとしては、長い時間使っていないホースの中に水がたまっている状態です。朝の一歩目が痛いのは、神経や筋肉がまだ動き出す準備をしきれていないからです。
実際に、こんな特徴がある方はこのパターンに当てはまりやすいです。
- 朝が一番つらい
- 少し動くと楽になる
- お風呂に入ると軽くなる
こういう場合は、いきなり強いストレッチや筋トレをするよりも、まず神経の通り道を整えて、巡りを戻していく方が合いやすいです。

セルフケア実践・セルフケア前チェック
セルフケアの前に、今どの動きで違和感があるかを確認しておきましょう。ここをやっておくと、終わった後の変化が分かりやすくなります。
チェックするのは次の4つです。
- 椅子から立ち上がる動作
- 前屈
- 足上げ
- 歩行
痛みそのものだけでなく、重だるさ、張り、しびれ、動かしにくさも確認してください。

セルフケア①(ツボの刺激:志室)
まずは志室です。
場所は、ウエストの一番くびれているあたりを目安にして、背骨から左右へ指4本分外側です。腰の後ろ側にあります。
やり方はシンプルです。
- 志室の位置を左右で探す
- 指でしっかり当てる
- 20回ほど刺激する
このツボは、腰からお尻、さらに足へつながる神経ラインの起点のひとつとして使いやすい場所です。
ここを刺激することで期待できるのは、次のような変化です。
- 腰まわりの血流の改善
- 筋肉の緊張の緩和
- 腰痛や坐骨神経痛の軽減
目安は20秒を3セットです。強く押し込みすぎるより、心地よく響くくらいで続けてみてください。

セルフケア①(ツボの刺激:復溜)
次は復溜です。
場所は、内くるぶしから指3本分ほど上です。すねの内側寄りで、押すと少し響く場所が見つかりやすいです。
やり方は、押さえながら足先を上下に動かします。
- 内くるぶしの上3本分の位置を押さえる
- そのままつま先を上下に20回動かす
- 反対側も同じように行う
痛いほど強くやる必要はありません。少し痛気持ちいいくらいで十分です。
復溜は東洋医学では腎経に属するツボで、朝の腰痛や慢性的な疲労感、冷えとの関係が深いと考えられています。また、水分代謝を整えることにもつながるので、むくみ感や腰のだるさがある方にも相性がいいです。
こちらも左右それぞれ20秒を3セットが目安です。

セルフケア①(ツボの刺激:承扶)
3つ目は承扶です。
場所は、お尻と太ももの境目。ちょうど座骨神経が走っていくラインに近く、反応が出やすいところです。
やり方は次の通りです。
- お尻と太ももの境目を指2本で押さえる
- そのまま膝を曲げ伸ばしする
- 20回ほど行う
- 反対側も同じように行う
ここは左右差が出やすく、片側だけかなり響くこともあります。実際、強く反応する側がある方は多いです。
承扶を使う目的は、お尻の筋肉の緊張をゆるめて、坐骨神経への圧迫を軽くすることです。その結果、足のしびれや痛みの軽減につながります。
こちらも左右それぞれ20秒を3セットを目安にしてください。

セルフケア②(膝倒し)
ここからは神経をやさしく動かす運動です。まずは膝倒しです。
仰向けになって膝を立て、膝を左右に軽く倒します。
- 仰向けになる
- 両膝を立てる
- 膝を左右にゆっくり倒す
- 20回を目安に行う
ここで大事なのは、腰を無理にひねることではありません。目的は、神経の滑走性を作ることです。
なので、勢いをつけて大きく倒す必要はありません。足もぴったり揃えなくて大丈夫です。拳1個分くらい開けても問題ありません。
イメージとしては、がっつりひねるよりも、軽く揺らして神経が動きやすい状態を作る感じです。
これも20秒を3セットが目安です。

セルフケア③(足首ワイパー)
最後は足首ワイパーです。
仰向けでも座ったままでもできますが、やりやすい形で行ってください。足を伸ばした状態で、つま先を左右に揺らします。
- 足を伸ばす
- つま先を左右にワイパーのように揺らす
- 20回行う
左右をそろえて動かしても大丈夫ですし、少し足を開いて行っても構いません。
この運動のいいところは、足裏からふくらはぎまで、坐骨神経ライン全体が動きやすくなることです。朝の一歩目が重い方や、足先が地面に乗りにくい感じがある方には特にやってほしい運動です。
こちらも20回を3セットが目安です。

セルフケアアフターチェック
一通り終わったら、最初に確認した動きをもう一度チェックします。
- 椅子から立ち上がる
- 前屈する
- 足踏みする
- 歩いてみる
変化の目安としては、こんな感覚が出れば十分です。
- 立ち上がりが軽い
- 腰からお尻、太もも裏の張りが減る
- 足が上がりやすい
- 足裏で地面を踏み込みやすい
少しでも軽くなっていれば、原因のひとつとして神経や巡りの問題が関係している可能性があります。

まとめ
朝起きる時に一番痛い坐骨神経痛は、必ずしも悪化ではありません。寝ている間に神経や筋肉の周りの滑走性が落ちて、巡りが悪くなっているだけというケースはかなりあります。
だからこそ、いきなり筋トレや強いストレッチに行く前に、まずは今回のような神経を整える運動を入れてみてください。
今回のセルフケアは次の5つでした。
- 志室
- 復溜
- 承扶
- 膝倒し
- 足首ワイパー
また、大事なことをひとつお伝えしておきます。
病院で湿布や痛み止め、注射などを使うこと自体を否定するつもりはありません。痛みが軽くなるなら、それも大切な選択肢です。
ただ、それでも変わらない場合は、原因がそこだけではない可能性があります。原因が分からないまま次の選択肢に進む前に、自分の体を自分で整える方法を持っておくことは大切です。
体は無理やり変えるものではありません。整えば、自然に変わっていきます。
そしてセルフケアは、今日だけ頑張るより、毎日コツコツ続けることが大事です。明日はやらない、明後日だけたくさんやる、ではなく、少しずつでも続けてみてください。
よくある質問
朝だけ痛くて、動くと楽になるのはなぜですか?
寝ている間に神経や筋肉の周りの滑走性が落ちて、巡りが低下している可能性があります。動き出すことで神経ラインが通りやすくなり、痛みや重さが軽くなることがあります。
このセルフケアはストレッチですか?
メインの目的は強く伸ばすことではありません。神経の滑走性を回復させたり、巡りを整えたりするためのやさしい刺激と運動です。
何回くらいやればいいですか?
志室、復溜、承扶は20秒を3セット、膝倒しは20秒を3セット、足首ワイパーは20回を3セットが目安です。無理に回数を増やす必要はありません。
痛い場所は強く押した方が効きますか?
強すぎる刺激は必要ありません。痛気持ちいいくらいで十分です。特に朝の坐骨神経痛は、無理に攻めるより整える意識の方が大切です。
どんな人に向いていますか?
朝起きる時が一番つらい方、動くと少し楽になる方、お風呂に入ると軽くなる方には特に合いやすいです。
強い痛みやしびれがある場合もやっていいですか?
強い痛みやしびれがある時は無理をしないでください。やって悪化する感じがあるなら中止して、状態を確認することが大切です。









