【朝から疲れる】更年期だから仕方ない…そう思っている人へ|本当の原因とは
2026年07月29日
「朝起きても疲れが取れない…」 「寝たはずなのに、すでに体が重い」 「家事を始める前からぐったりしている」
カウンセリングや施術の現場で、最近このようなお悩みを本当によく耳にします。そして、多くの方が会話の最後にこう呟かれます。
「もう年齢も年齢だし、更年期だから仕方ないですよね……」
本当に、朝の疲れは「更年期だから」と諦めるしかないのでしょうか? 15年以上、延べ5万人以上の施術に向き合ってきた中で、私はその言葉の裏にある「本当の原因」をたくさん見てきました。今回は、更年期と朝の疲れの本当の関係について、東洋医学の視点を交えてお話しします。
1. 「更年期だから仕方ない」という思い込み
皆さんは、こんな不調を感じていませんか?
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朝から体が鉛のように重い
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特に何もしていないのに疲れている
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午前中から強い眠気に襲われる
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何をするにもやる気が出ない
病院を受診して「更年期ですね」と診断されると、「だから不調なのだ」と納得される方も多いでしょう。もちろん、ホルモンバランスの変化が体に影響を与えているケースは少なくありません。
しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。 「同じ年代であっても、毎日イキイキと元気な人がいるのはなぜでしょうか?」
ホルモンが変わるイコール「朝から疲れ果てている」とは限りません。この違いを生み出している大きな要因の一つ、それが「体の巡り」です。
2. 東洋医学から見る「朝の疲れ」の正体
東洋医学において、朝から疲れている状態は、体内のエネルギーや栄養を運ぶ「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りが乱れているサインと考えます。
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気(エネルギー)の巡り エネルギーが足りないのではなく、それを全身に「巡らせる力」が弱まっている状態です。
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血(栄養)の巡り 夜の間に栄養が十分に養われず、朝のスタート時に全身へ回りきっていない状態です。
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水(水分・体液)の巡り 体液が滞ることで、朝からのむくみや体の重だるさにつながっている状態です。
つまり、「自分が疲れている」と感じていても、実際には「朝から体がスムーズに動き出せていない(エンジンがかかっていない)」という見方ができるのです。
3. 朝の不調に関わる「五臓」のサイン
東洋医学では、内臓(五臓)の働きと日々の不調が密接につながっていると考えます。朝の疲れには、主に次の3つの機能が関係しています。
① 脾(ひ:消化器系)
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特徴: 朝のエネルギーを作り出す土台。
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サイン: 朝食を食べる気が起きない、朝が極端に苦手。
② 肺(はい:呼吸器系)
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特徴: 全身に「気」を巡らせるポンプの役割。
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サイン: 呼吸が浅くなっている、朝から無意識のため息が多い。
③ 腎(じん:生命力・泌尿器系)
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特徴: 生命エネルギーを蓄える貯金箱。年齢とともに影響を受けやすい。
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サイン: 慢性的な疲れが抜けにくい。
4. 今日からできる!「巡り」をよくする5つのセルフケア
朝のスイッチをスムーズに入れ、巡りを良くするために、明日からぜひ試してほしい5つのケアをご紹介します。
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起きたら深呼吸10回 布団の中で息を深く吸い込み、全身の巡りのスイッチを入れます。
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手首・足首を回す 末端を動かすことで、滞った気血の流れを促します。
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ツボ押し(太谿:たいけい) 内くるくまとアキレス腱の間の凹みにある「太谿」を優しく刺激し、腎の働きをサポートします。
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ツボ押し(足三里:あしさんり) 膝のお皿の外側から指4本分下にある「足三里」を押し、胃腸(脾)の働きを高めます。
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朝一杯の常温の水 ただ水分を補給するのではなく、「乾いた体に水分を行き渡らせ、巡る準備をする」という意識でゆっくり飲みましょう。
まとめ:体は、いつからでも変われる
今日一番お伝えしたかったことは、「朝から疲れるからといって、すべてを更年期のせいにして諦める必要はない」ということです。
もちろん、更年期が体調に影響を及ぼしていることは事実です。しかし、巡りの状態や呼吸の深さ、日々の些細な体の使い方を見直すことで、楽になる部分はたくさんあります。
「もう歳だから、更年期だから仕方ない」ではなく、 「私の体は、アプローチ次第でまだ変われる」。
その選択肢をご自身の中に持っていただけたら嬉しいです。日々の小さなケアから、ご自身の体を労わっていきましょう。









